中医学のお勉強  中医学とは、読んで字のごとく「中国医学」です。日本の「漢方」のルーツともなっており、中国4000年の歴史を体現する伝統医学と言えます。

 本場である中華人民共和国などでは、「西洋医学」と「中医学」は免許から異なる立派な国家資格となっています。
 しかし、本邦で「中医学」医師として働く場合には、「西洋医学」教育を医学部で受けたあとに国家試験を突破して取得する「医師免許」が必要になります。
 臨床の現場では「エキス剤」などの形で漢方薬も使われるわけですが、その基礎理論たる「中医学」は、2004年の時点では琉球大学で学ぶ事は出来ません。
 理論も知らず使う、それは喘息にβブロッカーを投与してしまうような事にもなりかねません。

 そんな恐ろしい事態の解決に少しでも寄与できるよう、覚書程度のレベルですが「中医学のお勉強」コーナーを作ってみました。基本的に、「購読会」と同時平行で連載していこうかと思っています。
 私も勉強中の身であり、不備な点が多いかと思われます。色々とご指導賜りたく、何かありましたら、
<松井謙 matuken3@momo.chan.ne.jp
までお願いいたします。


中医学 基礎理論

第1章 中医学の特徴(2004/12/01Up)
中医学の特徴である「整体観念」、自然界と人との相関関係、中医学の病気に対する考え方や、弁証論治(診断法・治療法)の概略について説明します。

第2章 陰陽学説・五行学説(2004/12/01Up)
中医学の基本となる哲学「陰陽学説」「五行学説」の概略を説明しているつもりです。あと、中医学での応用についても少し書いてあります。



おまけ

医療面接について(2004/12/06Up)
地域医療部の武田裕子先生主催「医療面接セミナー」に参加した時のメモをまとめたものです。西洋医学、中医学問わず重要なスキルとなるので、いずれ勉強しましょうね。


戻る